雨が降ってきたので、とりあえず帰ろうという事で鶯谷駅へ、
途中傘を買ってね、六と汐はバギーに入ってもらいレインカバーをかけて。
鶯谷駅は駅にエレベータがなくて、上野駅までさらに歩いて無事に山手線に。
オクサンはこの後別の用事で居なくなるので一人だし、
帰りは駅から近い方が良いだろうと渋谷から東横線で帰る事にしました。
渋谷で電車に乗ったまでは良かったけど、ロクの息が荒くなってきてヨダレも少し垂れはじめ
あれっ?なんか突然怖くなったのかなと一度自由が丘駅でホームに降り少し
休憩しましたが、多少マシになったものの好転はしないので
時間は掛かるけど空いてる各駅停車に乗り換え帰りました。
良く考えたら怖がっていたのではなくて、電車に酔っていたのかも。。。
今まではずっとJRだったけど、初めての東横線で思ったより揺れるんだなと
立っていて感じていたので、酔ってたのかなぁ。。。
ゼイゼイ行ってる六は辛そうだったので電車での移動に若干不安を覚えるけど、
どうなのか確証はないからまた何度か試してみて判断しないとなぁ。
とりあえずバギーで東横線は止めた方が良いかもね、スリングとかキャリーバッグなら
地べたに置かないから良いか知れないけど。。。。
みなとみらい駅を降り、地上に出たら六は落ち着いていました。
汐はどうしていたかというと。。。ずっと爆睡してました。。。
お疲れさん、付き合ってくれてありがとう。
そうやって谷中霊園から上野公園方面に向かうと芸大にぶつかります。
それを折れて少し歩くと円珠院があります、緑がきれいな庭です。
それを過ぎると東叡山寛永寺が現れました。
東叡山とは東の比叡山という事らしいです。
円珠院は寛永寺の分院なんですね。
寛永寺の周辺にはこういった分院が多数あります。
上野の寛永寺といえばそう徳川家の菩提寺です。
徳川家光が建立して家光も少し入っていて、
綱吉から奇数代は寛永寺に偶数代は増上寺に埋葬されています。
そんな有名なお寺なのに閑散としてます、上野公園や鶯谷駅から遠いしね。
多分上野公園側にある清水寺に皆さん行っているのでしょう。
でも実はこちらが寛永寺の本堂なんです。
皆でお参りして裏手にある墓地入口でワタシと六と汐は休憩して待ちます。
この先に徳川のお墓があるそうです。中はあまり見えないらしいけどね。
オクサンが篤姫の影響で一度来て見たかったとずっと思っていたらしく、
門前まで観に行きたいという事で待ってます、さすがに塀で仕切られた
墓地には六と汐を連れては入るのはマズイなと思いましたしね。
暫くしてオクサンは感動して戻ってきました、一日歩いた疲れも
寛永寺に来られた事で吹き飛んだようです。
雨が降ってきちゃったからもう歩けないけど今度は上野公園も歩いてみたいね。
しかしお寺がとにかく多いですねぇ。
お寺には一般の方は入れません、お寺だからね
檀家の人や墓参の人しか当たり前ながら入れません。
でもこうやって寺巡りをするのも良いじゃんね、ワタシは好きです。
谷中霊園を抜けると愛玉子専門店その名も愛玉子。
オーギョーチって知ってます?見た目は金色の寒天ですね。
まぁ何という事はないのですが、結構お客さんが入ってました。
5年前に入った時にはガラガラで恐る恐る店に入ったのを覚えてます。
そしてお風呂屋さんを改装してギャラリーにした
スカイザバスハウス。
この日はイギリスのアーティスト、ジュリアン・オピーの個展が開催されてました。
道中こんな方が岩鬼風にたたずんでました。
さらに民家の庭から飛び出すでかいサボテン。
名古屋の有名店喫茶マウンテンでステーキになりそうな大きさです。
そしてこの地に移転保存されて展示している旧吉田屋酒店、台東区指定有形民俗文化財です。
下町風俗資料館付設展示場です。
その向かいにはレトロな空気を醸し出しているカヤバコーヒー。
復活してましたカヤバコーヒー。
暫く何年も店を閉じていたんですが、同じ味を引き継げる方に譲渡するという事
で先月復活していたようです。
折角なのでアイスコーヒーをテイクアウトしました。
む~~、やなか珈琲のアイスの方が美味かった。
著名な方々が眠るここは谷中霊園。
徳川慶喜に本寿院、横山大観、鳩山一郎、ニコライ等々
朝倉彫塑館の朝倉文夫さんもここ谷中霊園に埋葬されているようです。
ただ誰が何処にいらっしゃるかはよくわかりません。
たまたま見つけたのは横山大観のお墓。
あとは看板の立っている徳川慶喜のお墓です。
しかしあまりに広くて散歩出来そう。。。ってしちゃてるし。
さくら通りというさくらの名所もあったりします。
折角なので慶喜公をお参りする事に。
当然ながら柵や塀で仕切られていて一般の人は入れません、
なので柵からお参りです。
徳川家の菩提寺は芝の増上寺と上野の寛永寺、ただ家康は日光東照宮に家光は日光輪王寺に
そして慶喜は谷中霊園(霊園内の寛永寺の飛び地)に埋葬されているんですよね。
不忍通り沿いにある中華屋さん。
その名も「毛家麺店」、店の側面には
毛沢東の肖像画がデカデカと描かれている、店内にも毛沢東グッズが
陳列されてます。
坦々麺がウリのこの店、以前にその外観から話のタネにと入った事がありますが、
大した事ないのかなと食べ始めたらつまみや一品料理が美味くて美味くてビールと共に
つまみメニューを食べ尽くし腹一杯で坦々麺まで辿り着けなかったんです。
いつかは坦々麺を食べたいと思いながら早5年。。。いつ食べられるのやら。
隣の高級中華の天外天も美味しいでしょうけど高いので、是非大衆中華の
こちらがオススメ、カウンターしかないのでここでダラダラ飲むのは
若干勇気が要るかも。。。
根津神社を後にした我々が次に向かった先はここ。
根津のたいやきです。
まだ昼前なのにこの行列、やはり有名店、人気があるんだねぇ。
もうすぐ我々の番が近づいてきて店の中と店の方を見てビックリ。
阪神のユニフォームに阪神のエプロン、店内には阪神のカレンダーです。
一気に親近感が湧きましたよ。食べる前から根津のたいやきが好きになりました。
なんでも春のキャンプを観に行ったりするほどだとか。。。やるなぁ。
しっかりオクサンと一つずつ食べました。
1個140円の鯛は薄皮でパリッとしていて頭の先から尻尾まで
甘すぎないつぶあんが詰まってます。
アツアツでこれまた美味い、間違いない。
行列が出来るのも頷ける。。。かな。
ベーグルを食べにやってきた、根津神社は下町まつりのメイン会場的役割でした。
地域の町内会とかの方が出店を出していて地方の名産なんかも出したり、
近くの大学とかも出店したりしていていい雰囲気でした。
ベーグルがなければ絶対食べてたなぁ~、岩魚の塩焼きとか食べたかったもんね。
折角なのでお参りをと本堂にお参りに向かうと結婚式が行われてました。
神前式ですよね、なんか良いね厳かで。
根津神社といえばワタシ的にはこの鳥居です。
六と汐もバギーに乗って鳥居をくぐり抜けてみました。
何か感じたかな?ハコ乗り状態だったので何も感じてないかな。
お祭りの出し物なのでしょう、地域の各小学校の生徒さんたちが
鼓笛隊?としてお祭りを盛り上げてました。
我々が見たのは汐見小学校の生徒さんたちでした。
ちなみにこの辺には第六中学校というのもあります。
汐見小学校の隣には残念ながら第八中学校なのですけどね。
でも我が家と同じで兄(中学)は六で弟(小学)は汐という事で親近感が湧きました。
大きくて広くて古くからある神社、だけど地元の人に親しまれている感じがして
なんか敷居が低く思えました。
ただ神社の裏にあった公園がなくなって駐車場になっていたのがちょっとショックでした。
是非とも食してみたかった、ベーグル屋さん。
よみせ通りを抜けて三崎坂を越えへびみちをくねくね歩く事、十数分。
えっ?これがお店?と見間違えるほどの小さなお店。
朝は7:00から売り切れまで、昼も12:30から売り切れまでの営業。
絶対に買えないなと思っていたら取り置きが出来るという事で、
前もって予約しておきました。
メニューもプレーン、レーズン、デュガ、日替わりと4種類しかないので
あまり迷う事もなくレーズンがあまり好きではないのでそれ以外の3種類を
取り置きしてもらいました。
1個150円から220円。
買ったベーグルを持って近くの根津神社に行き、境内の裏手の銀杏の木の下で持参した
三脚椅子を広げて朝食タイム。
六と汐は休憩中。。。
。。。からふて寝に移行。
旅ベーグルの紙袋、こんな所で小さく主張してました。
左から日替わり、デュカ、プレーン。
日替わりは小豆餡と黒ゴマでした。
ほんのり甘くて美味しい。
デュカは香辛料や香草と思われるものが練りこまれているスパイシーなベーグル。
どのベーグルもとてももっちりしてて美味かった。
美味いです、また食べたい、病みついちゃいますよ。
谷中銀座商店街の終点を南北に不忍通りと並行に走るここよみせ通り。
いいネーミングぢゃないですか、是非夜にぷらぷらと飲み屋を梯子したくなる、
そんな名前だと思いません?
地元の方に愛されてるだろうお店が商店街として並んでます。
ワタシは当然あまり機会がないのであまり入った事ありませんけどね。
ここは古奈やさん、鉄板焼きとお好み焼きの店。
夜中遅くまで開いてます。
ワタシはこの店でアテネオリンピックの野村の金メダルを見ました。
夜中なのに満席で妙に盛り上がってたなぁ。。。
そして友人が常連のお店、みさきさん。
谷中では一番入った回数の多い店かなぁ、料理美味いです。
鶏雑炊がオススメ。
ただ常連さんで溢れてなかなか一見は入れない事もあるようです。
ワタシは友人に連れて行ってもらうので大体入れますけどね。
店主が岩手の方で奥さんが沖縄の方なので岩手地鶏と沖縄料理の店です。
入れるボトルは私も大好きな菊の露VIPという8年古酒の泡盛です。
よみせ通りにポツンとこんな物が。。。奥をのぞいてみると
ステンドガラス工芸のギャラリー兼店舗のnidoです。
六と汐は店の前までしか行けないので、外で待ってましたけど、
入口から中を見ただけだけど、かわいい物がディスプレイされてました。
こういったギャラリー兼作業場的なものもこの谷根千には多く見かける気がします。
この日は芸工展2009が開催されてましたが、それもこういったお店が多いからなのかなぁ
ここ谷中銀座商店街と言えばメンチカツです。
何店舗かありますが有名なのは肉のサトーさんの谷中メンチと肉のすずきのメンチカツ、
一度谷中メンチ(120円)は食べた事があるので、肉のすずきのメンチカツを食べる事に。。。
ここも並んで買わないといけないのね。
両方とも店頭にはテレビで紹介されたとかその時の映像をプリントした写真なんかを
店先に張巡らせています、ワタシはあまりそういうの好きではないんですけど、
そうは言っても美味いメンチカツは食べたいのです。
肉のすずき製メンチカツは200円、この辺のメンチカツでは一番単価が高い、
大きさもしっかりしてますが、はっきり言って美味いです、
肉汁も出て、しつこさもなくて、肉の味がしっかりしててちゃんと玉ねぎが脇を固めてて
ソースなんていらないです。
冷めても美味しいというのも頷ける味でした、しかもでかくて
安くて、もし高校生なら部活帰りに買い食いしちゃうなぁ。。。
でも高校生で200円は少し高いかな。。。今の人や他の人はそうではないかも知れんが
ワタシの高校時代にとって1個200円は高いのです。
商店街がシャッター通りと言われてかなり経ちます、こういった商店街は
少なくなってきたよう思います、実際ワタシも行かないですしね。
ワタシのうちの近くにも有名な商店街はあります、松原商店街。
でもこの狭い路地で一体感を感じられる商店街ではないなぁと思います。
もちろん松原商店街は広くて良いお店も多いですけどね。
我々のような観光客も多くて名所にはなっているけど、地元の人も利用する
活気のある商店街。
あっ汐にピントがあっちゃった。
酒屋さんの店頭で琥珀エビスの生ビールを買い店の前にあるビールケースに
座っていただきました。
結構みんなビールを買って行くのね、赤ちゃん連れの親子連れもビール購入、
と思ったら一杯しかかわずしかも奥さんだけが飲む為に買ってました。
やるなぁ下町女子。
そんな酒屋のオバちゃん、六と汐を使って商売してました、
この犬を見たい人、触った人はビール買ってね~♪
む~その嫌味のない口上、見習いたいもんです。